顎関節症

Last Updated on 2024年3月7日 by Matsumoto Chiropractic Treatment

マウスピースや電気治療では良くならない顎関節症

 頭痛やその他、体中の様々な不調の原因になるといわれている顎関節症。
「口を開けると音がする」「引っ掛かった感じから口が開く」「顎が何もしなくても痛い」「口を開ける時に顎が痛い」「口が開けづらい」「口が開かない」等症状は様々。
マウスピースの様な物や電気治療でよくならない方がご来院中です。
それらの処置は顎関節に対してだけ、行っているからです。

一般的にいわれている顎関節症の原因と処置

 顎関節症を検索してみると歯科・口腔外科が出している顎関節症の原因は、上下のかみ合わせの異常、ストレス等々が原因で、顎の筋肉が緊張し、顎関節がアンバランスになるためと言われているようです。
 歯科・口腔外科が行う顎関節症の処置としとて、スプリント(マウスピースのようなもの)を上あるいは下の顎に入れ、かみ合わせが均等になるよう調節する等々のようです。

当院が考える顎関節症の原因

 顎に異常がある方は、鏡の前で鼻を垂直にして、口を開け閉めして見て下さい。
耳たぶの下辺りが動くと思います。
そこが顎関節です。
よく見ると顎関節の高さが左右で違っていませんか?
実際には前後方向でも位置が違っている場合がほとんどです。

顎関節の位置

 以下の写真はフリーの写真素材で見つけたもので、実際に当院にご来院されているお客様ではありません。従いまして、顎関節の位置が分かりづらいですがご容赦下さいませ。

顎関節の位置
写真1
顎関節の位置
写真2

写真2-黄色い矢印の辺りが顎関節になります。(少し分かりづらいですネ)
黄色い矢印の辺りを写真1で見てみると、少し盛り上がっています。
黄色い矢印の上もポコンと出っ張っていますが、そちらではありません。

写真3
写真4

矢印の先端部分を通る直線を引く(写真3-)
向かって右の顎関節を基準に水平な直線(線)を引き、上の緑線と重ねる(写真4)
写真4で向かって右側の赤線と緑線は顎関節の所は同じですが、向かって左側では赤線よりも緑線が下になっています。

「当院が考える顎関節症の原因」で書きましたが、ご自分で鏡の前に立って、鼻を正面に向け、垂直にした状態で少し口を開け閉めして、動いた顎関節の所を人差し指で触った状態で、自分の顎関節の位置を観察してみて下さい。
以下のイラスト左の様になっていませんか?

イラスト1
イラスト2

 上記イラスト1が、顎関節の位置が左右非対称の例です。
顎の辺りの赤い点が顎関節になります。
顎関節症の方に限らず多くの方が左右で顎関節の位置が違うと思います。
1、2どちらのイラストも、「前から」というのは正面から見た絵で、「上から」というのは、頭を上から見た絵の事です。

イラスト1の「前から」見た絵で、向かって左の顎関節が↓下方、「上から」見た絵で↑後方とありますが、実際の顎のズレ方でいうと、顎の骨全体が見た目上、右側が下がり、尚かつ後方に捻れる様にズレています。
※実際には右だけではなく、全体がそういう状態にゆがんでいます。

 本来であれば顎関節の位置は「前から」も「上から」見ても、イラスト2の様になっているのが正常です。
顎関節症の処置の多くは顎関節に対する処置をしている事が多いです。
カイロプラクティックでも顎関節の矯正がありますが、程度が酷い顎関節症ですと中々うまくはいきません。

当院が行う顎関節症の処置

 当院では下顎の骨は側頭骨(耳の付いている骨)に付いているだけなので、下顎や顎関節を操作することはしません。
顎関節がある側頭骨を正常な位置に戻す処置をします。
よく顎関節症は頭痛、肩こり、首痛、腰痛、その他全身の不調の原因と言われているようですが、顎関節は側頭骨に付いているだけで、その他の頭の骨の一部に過ぎません。
頭や体が歪んでしまう大元の箇所が歪んだ結果、側頭骨や顎関節も正常な位置でなくなっただけです。
その結果として全身に様々な不調が現れてくるというのが、当院の見解となります。

 側頭骨を矯正したところで歪みは良くなりませんので、当院のワンポイント トリートメントで側頭骨(のみならず顎関節をはじめとする全身の歪み)を正常な状態に戻して行きます。
全身の歪みが消えて行くので、結果として顎関節症の症状だけでなく、その他、体の何処かに不調があれば同時に楽になって行くと思います。
※内臓の病気等がある場合を除く