Last Updated on 2021年9月14日 by Matsumoto Chiropractic Treatment

うちの薪ストーブ

妻の非常につよ~い要望(借金をしてでも絶対買うんだ!!!!いいじゃん自分の貯金で買うんだから!!
とさけんでいました)で家を新築する際、暖房器具として薪ストーブを購入しました。
購入するにあたり全国、とまでは言いませんが、関東地区のたくさんの薪ストーブ屋さんに行きました。

妻の非常につよ~い要望というのは、言ってみれば、子供が子犬を拾ってきて親に、”この犬を飼いたいの”とせがみつき、親は”じゃあ、ちゃんと世話できる?ご飯をあげたり、散歩に連れて行ったり・・・”
子供は”うん!やるやる!!”と言いながら、1週間も経たないうちに、親が犬の世話をしているという話をよく耳にします。
「これを”子犬のお話”と呼ぶことにしましょう。」

が、ひょっとしてそんな風になるのでは・・・・・・・ん、いやな予感........

まず炎の感じだけ。暗くてストーブ全体は見づらいですが、中で燃えている炎を撮りたかったので、暗くなってしまいました。
-カメラのせい?-
薄暗くモワッと燃えいてる部分は、煙-ガス-が燃えている状態です。
ガラスに映った影ではありません。
下の方でいかにも火が燃えているという感じの部分が少しだけ見えます。

↓こんな感じで火が燃えていてはいけないそうです。
炎
うちの薪ストーブ
うちの薪ストーブ
この煙が燃えてい炎を見ていると、時間が経つのを忘れてしまいます。
薪ストーブは、煙もほとんど燃えてしまうため、乾いた薪できちんと燃えていると、煙突からはあまり煙が出ないそうです。
これがあまり乾いていない薪を燃やすと、すぐに火が消えてしまったり、煙突にタール-かな?-が詰まってしまい、そのタールに火が着いてしまうと、煙突火災を起こしてしまうということです。
ストーブ屋さんに聞いた話だと、煙突火災で詰まったタールに火が着くと1200℃にもなって、煙突が爆発するそうです。
乾いた薪を使うということだけ、気を付けていれば、ホンワリとした暖かさで、とても快適です。

この快適さを味わってしまうと、薪を切ったり、割ったりするのも.....
毎朝4時~5時に起きて-ストーブのためではありませんが-ストーブのガラスを拭いたり、灰を掃除したりする手間も苦になりません。-あれっ、何で毎日俺がやってんの?????-
ただ馬鹿らしくなってくるだけです。-なんて-
でも薪を家の中に運んでくるのは、奥様の仕事にしました。
7時過ぎに奥様は起床。”ああっ、暖かくて気持ちいいね、ジュン君だって”。この前初めて、”パパのおかげだね”なんていってました。

内心-”別にお宅のためにやってんじゃね~よ”

やっぱし、”子犬のお話”になってしまいました。もう2年目です。

薪ストーブというのはこんなもの・・

薪ストーブというのはとても手間の掛かるものでして、毎日の仕事としては薪を燃やした後の灰の後始末。
薪を入れる扉についているガラスが汚れてくるので、クリーナーで掃除をする。
(この作業は毎日やらなくても良いのですが、毎日多くの来客があるので、そのままにしておくという訳にはいきません)
それと薪を家の中に持ってくる作業があります。
シーズンの終わりには、屋根の上に登っての煙突掃除があります。
煙突のトップについている大きな鉄板のふたをはずし、その下の鉄板をはずし煙突の中をを掃除。
それに鉄板のさびなどを落として塗装しなおします。
そしてはずした鉄板のふたを取り付けて終了となるのですが、うちの屋根は一般の家の屋根とはちょっと違うので大変。
脚立で屋根に上がって、とんとんと~んと歩いて行くわけにはいきません。
三角の超急勾配で、屋根のトップまでの高さが8m位あるのです。

うちに来ているお客さんで、世界の山を登ったりロッククライムをやっている方がいるのでその人に相談したところ、手伝ってもらえることになりました。
最初は”悪いから、登山の道具だけ貸してもらえば自分でやりますよ”といっていましたが、そのお客さんも屋根に登っての煙突掃除がどのようなものか興味があったのか、結局は手伝ってもらうことになりました。

実際に煙突掃除をやってみての感想ですが、や~手伝ってもらって良かったです。
ありがとうございました。吉田さん

一人でやっていたら、ロープを縛るのさえまともに出来なかったかもしれませんでした。

結局2時間位で全て完了。
実際に掃除中の状況を写真に撮るのは余裕がなくて出来ませんでした(^^;)

薪の調達

薪はホームセンターなどで6~8本位が束になって500円位で売っています。
・・・・が、1日(朝から夜寝るまで)で10~15本位使うので、とても不経済になってしまいます。
そこでどうしても自分達で木を切った家などからもらってくることになります。
都会と違いうちの辺りでは時々見かけるので、そういった家に行き交渉してもらうことにしています。
大木を切ると小枝や葉は簡単に燃えますが、少し太くなってしまうと中々燃えません。
処理業者に依頼して処分するとなると何十万円という費用が掛かるので、木を切った方も結構簡単に了解してくれます。
薪として使用するには、割ってから1年位乾燥させなければなりません。
ですから今年割った薪は来年用ということになります。
 今年-2002年は家族で車に乗っている時に偶然、畑で小切にした大木を燃やしている現場を発見。
早速うちの奥様に交渉に行かせました。
薪を調達するのは奥様の役割にしています。
切って割るのと煙突掃除という重労働は私がやるのですから、それ位は当り前でしょう。
交渉に行く時奥様はちょっと躊躇しているというか、言いづらいのか、交渉事が苦手のようで・・・・
私に行って来てと言っていましたが、私がすかさず”俺が言うのは簡単だけど、役割を逆にする?”
”こうやって言えばいいんだよ”と、交渉の仕方を伝授。
結果快く譲っていただけることになりました。
ということで今回ゲットした薪です。
けやきと何たらかんたらという木だそうで、とても硬い木です。

薪 薪

大木をカットしてあったのですが、ただ燃やしてしまうようにカットしただけなので、長さが45~60cm位。しかも太さが30~50cm以上もあるので、斧で一気に割るのは難しいところです。
でもこれらを一々30cm位にチェーンソーでカットするのは面倒なので、気合で割ることにしました。

薪 薪

薪割り

薪ストーブの炎をみている時というのは、とても心の休まる時間です。
薪ストーブを維持するための煩わしい雑用も忘れてしまいます。
そんな煩わしい雑用以外で唯一気分のスッキリする仕事が、薪割りでしょう。
直径が30cmを超えるような大木がパカ~ンと割れたときには、気分爽快です。
ストレス発散にはうってつけ!
たまに斧が木に食い込んで木の破片が物凄い勢いで飛び散ることがあり、ちょっと危険な時もありますが・・・・
この前その破片が自分の顔面に飛んで来たことがありました。
斧を力いっぱい振り降ろしているので、手で顔面をカバーできず、顔だけでかわしたのですが・・・・
何分全力で振り下ろしていたもので間に合わず、唇に見事命中。
唇が切れてしまいました。超~痛!!!!
薪割り続行不可能となり、即中断となりました。
まさに薪割りは格闘技ですな~
本当、つまらない格闘技より、余程面白いです。
ということで今回2002年番の薪割りです。

その前に薪割りの必須アイテムの斧ですが、私が使用しているのは、和斧とマジック・アックスというものです。
それ以外に小切にするために最近ナタを購入。

薪割りに慣れてくるとマジック・アックス等使わなくても和斧だけで割れる様になりました。
使っていたのは2~3年でした。
現在-2011年-マジック・アックスは使用していません。

斧
薪割り
↑この木-けやき-は直径が約50cmありますが、長さが30cmちょっとしかなかったため一撃で割ることが出来ました。和斧で右がマジック・アックス
30cm位までなら和斧で十分割れますが、40~50cm以上になると最初はマジック・アックスを使用していました。
でも慣れると和斧だけで割れる様になり、今ではマジック・アックスは使っていません。

気分爽快。
薪割り 薪割り
↑けやきで直径は40cm位ですが、長さが45cm位あるので一発で割れず、10回位たたいたでしょうか。
いろいろやっていると根子側がしたになるように割るのですが、何となく割れやすい向きがあるような感じがします。
上の写真右側 斧の刃の跡が十字になっています。
初めは実際に割ったのと、ちょうど90度回転した方向から数回たたいたのですがなかなか割れませんでした。
薪割り 薪割り
木が太いのと長くしかも硬いので、一撃で割れないため二打目を行ったところが上の写真左側。
三打目が右側です。
薪割り 薪割り 薪割り

この木はなんと言う名前の木か忘れてしまいましたが、とにかく硬い木です。
直径は30cmちょっとしかありませんが、長さが40cm以上あるので割りにくいです。
けやきよりも硬い。
今までもらった木で二番目に硬い木です。
ちなみにけやきは餅つき用の臼に使われるそうで、相当硬いと私の父が言っていました。それよりもはるかに硬い木です。

一番硬い木は名前がわからないのですが、割り口が捻じれていてとにかく割り辛かったです。
あまり硬い場合には、チェーンソーで半分位切れ込みを入れて割ります。
薪ストーブの薪は一般的に、なら、ぶな、桜などの広葉樹です。
でもうちで頂く木はあいにく樫等の硬い木が多く桜などはたまにしかありません。
一番最初の年に頂いた木はやはり樫で、職人さんが切り倒している所からもらったのですが、素人が樫をもらっていくと、大概割れないので返しに来るそうで、もらう時にそう言われ返しに来ないよう念を押されました。
そう言われると、絶対割ってやると向きになってしまう、わ・た・し.....
結構簡単でした。

硬くて割りにくい場合でも、10~20回位叩けば大体割れます。
割るコツはスピードですかね~~~スピードをつけて、一気に中心に斧を当てる。
当たった瞬間に止める様な感じ。

 

薪割り 薪割り
薪割り 薪割り
このけやきは直径が15cm位しかありませんが、長さが55cm位あり台の丸太の上で割るのは大変なので地面の上で割りました。-上写真右側-
薪割り 薪割り
半分になれば後は簡単。
台の上で1/4に割ってストーブ用の薪が出来ました。
この長さだとストーブに入らないので、15cm位を丸鋸でカットします。

★太くて・長くて・硬い木の割り方
太くて・長くて・非常に硬い木の場合チェーンソーで、全長の半分位迄切ってから割ると上では書きました。
が、チェーンソーで一々切っていくのも中々面倒なものです。
そんな時には薪の端の方を割っていく方法があります。
端から5~7cm位のところをねらって割っていく方法です。
名付けて削ぎ切りならぬ、削ぎ割りです。
-造語-元から有るかどうか判りませんが、この方法なら直径が40cm以上長さ50cm以上ある非常に硬い木でも、
比較的簡単に割っていけます。
直径20~30cm、長さ30~40cm位の、なら・桜などの比較的柔らかい木なら和斧でも簡単に割れます。
普通は木の中心をねらって斧を振り下ろすものですが、太くて・長くて・非常に硬い木の場合、マジックアックスの様な
斧でも全く割れません。
刃が弾き飛ばされてしまいます。
木に全く刃が食い込みません。
それで刃が立たないって言うのかな?なんて思ってしまいました。
余談になってしまいましたが、そんな時苦し紛れに端の方をたたいてみたところ、、、、割れました。
同じように端を端をと全周を割っていきます。ちょうど削ぐように。
↓この木は直径40cm・長さ50cmの太くて・長くて・~硬い木です。
薪割り
薪割り 薪割り
薪割り 薪割り
薪割り  
外周が全部割り終わり、直径が20~30cmになったら普通に割ります。
薪割り 薪割り
和斧のくさびが飛んでしまったので、斧を交換 ↑薪になりました。
割る都合で薄く割れてしまった物もありますが、チェーンソーで切ってから割るよりは、楽で早いと思います。

2019年洋斧と小型のチェーンソー購入

2020/05/11更新
 チェーンソーは最初リョービの30㏄位のを買いましたが、貰う薪の直径が40~50㎝と巨大で、硬い木ばかりだったので、STIHLのMS260 49㏄ バーサイズ40㎝がネットで安く買えたので購入

一昨年木を切っている時撮影したもの。
もう15年以上使っています。
汚えーなー(^^;

そして去年洋斧と小型のチェーンソーを購入。

洋斧はネットで薪ストーブに関するホームページを見ていたら、和斧よりも洋斧の方が良く割れると書いてあったので、ジョイフル本田に行った時、試しに買って使ってみました。
結果・・・・
和斧の方が割れます。
洋斧は硬い木だと先っぽが数㎝食い込んで割れないということがしばじは
何回も使わずお蔵入りしています。
洋斧はナラとかブナ?等なら良いかも
近所で薪ストーブを使っているいる家があり、話をしたらやはり洋斧だと割りづらい、和斧の方が良いと言っていました。
洋斧は重さはあるけれど、棒の部分が短い。和斧の方が少し軽いが棒が長い。
重さがある方が良さそうだけれど、振り下ろすスピードとコツが解れば、樫の木でも和斧の方が良く割れます。

チェーンソーは一時、20㎝以下の木を貰うことが多い時期があり、STHILのチェーンソーだと重くて疲れてしまうので、奥様に「重くてやるのが嫌になる」と脅しておいて、一緒にジョイフル本田に行った時、手頃なのがあったので買ってしまいました。
結構重宝しています。
HIKOKIの29㏄? バーサイズ30㎝ 19,000円位でした。